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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第18章 標的14「秘密の修行と授業参観 来る!!」


オレは言う。

「斗真……この間、君の額から出ていたアレって何?」

私はツナを見た。

「アレが出ていた時、斗真の性格や瞳の色も変わってたのも関係あるの?」

ツナの問いに私は一息吐くと話す。

「ふぅ……アレは超(ハイパー)死ぬ気モードって言ってね。ツナがよくリボーンに撃たれてる復活、つまり

死ぬ気モードよりも上になる状態で……何て言えば言いかな? 普段のはリミッターが掛かったままの状態が死ぬ気モードで

超死ぬ気モードは自分で自らのリミッターを外した状態になるんだ。この違いが分かりやすいと言えば感覚が全く違う事くらいかな?」

「感覚?」

首を傾げるオレに斗真は頷く。

「そう…感覚が違うと何でか性格も変わると言うよりもかなりの冷静状態って言った方が簡単かな」

「だからあんな声音が低くなるんだね」

私は瞬きすると言った。

「え? そんなに低い?」

斗真の問にオレは頷く。

「うん…一瞬本当に斗真なのかなって疑っちゃう時もある」

全く気付かなかった…でもお陰でいい知らせでもある。前世でも中間の声帯で低い声でよく歌ってたからね

内心で呟くと私は言った。

「ツナでも間違えそうなくらいに僕の声音って変わってるって事なんだね」

オレは言う。

「あ、いや、オレは元の斗真の声の方が一番好きだよ!」

「ッ!?」

私は驚愕するとそっぽを向きながら言った。
「……よせよ…照れるだろうが///」

「う うん…///」

斗真の言葉にオレは頷く。

2人して帰宅するとリボーンが何やら不機嫌でオレに蹴りを入れてくる。

「何すんだよリボーン!!」
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