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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第18章 標的14「秘密の修行と授業参観 来る!!」


私はツナと並盛山に来ていた。

私は言う。

「それじゃあ基礎から始めるよツナ。ちゃんと僕に付いてこいよ」

そう言って私はダッと走り出す。

オレも斗真の後を追う。

この時間帯での修行は危ないと思うかもしれないが私とそしてある感覚が目覚めつつあるツナにとっては真昼の中を走ってる感覚なのだ

開けた場所に出た所で組み手に入る。

最初はゆっくりとしていたがスピードを上げていく。

ここまで最初の頃はバテていたのが今では息を瞬時に整える所まで来ている。本当に磨けば磨くほど煌めく原石の如くね

私は内心で呟くと言った。

「ツナ、崖登りをやるぞ」

「え?」

斗真の言葉にオレは瞬きする。

私は言った。

「腕力と脚力UPには丁度いいからね」

とある崖の前に来てオレは上を見上げながら言う。

「オレだけでやるの?」

オレの言葉に斗真は首を振る。

「心配しなくても僕も一緒にやるよ? ツナの後に行くから…あ、ツナがミスったら私も道連れだから死ぬ気で登ってくれよ♪」

「サラッと今すんごい大事な事言ってるよね!?」

ツナのツッコミに私は微笑すると言った。

「ハハハ…ほらほら、さっさとしないと帰りが遅くなるよ」

「うぅ〜…」

オレは呻きながらも崖登りを始める。

距離が開いた頃合いに私も登り始めた。

結構怖いから下見ない!

内心で私はそう叫んだ。

無事に登りきったツナはぐったりしていた。
私は言う。

「お疲れ様ツナ、後は家に帰るだけだよ」

オレは頷く。

私は隣に座って町並みを見ると明かりしかないが綺麗だった。
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