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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第17章 標的13「対抗正月合戦と隼人強化プログラム 来る!!」


『この極寺隼人、貴女の為にこの命を守りきる事をここに誓います。

どうかこれからもこの俺を導いてください。フィーネの巫女』

私は微笑む。

『フッ…ならばその言葉を違えることなかれ…次代の嵐の守護者よ』

『Si』

隼人は頷く。

私は一息吐くと言う。

「ふぅ…これで大丈夫ね」

「…あれ?」

瞬きしながらキョロキョロしている隼人。

オレは言った。

「隼人、さっき斗真と何話してたの?」

「え?」

隼人は瞬きしながらオレを見て言う。

「俺、斗真さんと何か話してました?」

その言葉にオレはきょとんとしていたが斗真を見て言う。

「どうなってるの? 斗真」

ツナの問に私は答える。

「ちょっとした催眠術? みたいな事をしたんだ。体には何も影響は無いから安心してくれ」

斗真の言葉にオレは少し安心すると言った。

「それって武たちにもするの?」

ツナの問に私は言う。

「隼人だけだよ。何でなのかは後々に分かる事だから」

隼人は言った。

「??? 何話してたのかさっぱり思い出せない」

私は話す。

「とりあえず、隼人は先ず、仲間とのコミュニケーションを取る事と全員の性格などを

把握しておく事…これは隼人にしか出来ない事だからね」

「……はい(汗)」

隼人は苦虫を噛んだ表情をしていたが渋々頷く。
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