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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第17章 標的13「対抗正月合戦と隼人強化プログラム 来る!!」


安心する斗真の表情を見て何故かオレと隼人は顔を赤くする。

ふと私がある方向に顔を向けるとリボーンが居た。

私は言う。

「隼人、ツナを連れて先に学校に行ってて」

斗真の言葉にオレは言った。

「え!? 斗真は?」

その問に私は言う。

「リボーンとO・HA・NA・SIしなきゃいけないから♪」

ニッコリ笑う私の顔を見て2人はさっさと向かう。

それを確認した私は言った。

「で? 何か言うことはある?」

ぷるぷる…とリボーンは震えている。

私は話す。

「いくら子供でもお遊びも程々にしないといけませんって言われなかった?」

私の問にリボーンは頷く。

「もうしな……しません!!」

「…ハァ…」

私はため息を吐くとリボーンを抱き上げて歩き出す。

「完璧遅刻……雲雀先輩に怒られるのリボーンのせいだからね(怒)」

私の言葉にリボーンは頷いた。


学校が終わってツナの家に来た私たちは部屋で寛いで居る。

隼人が言う。

「オレが付いていながら10代目をお守りする事ができなかった」

落ち込む隼人にオレは言った。

「大袈裟だよ隼人」

隼人は首を振る。

「いいえ! あの時、斗真さんが10代目に着いたエサの臭いを落とされていなかったら…

実戦で10代目は死んでた」

(ガーン…、いやな想像――!!!)

ズビシッ、私は隼人の頭にチョップをかます。

「痛っ!」

私は話す。

「確かにそうかもしれない……でもこれからそうならない様にするのが右腕としての貴方の役目じゃないの?」

私の指摘に隼人はハッとする。

「そうでした…的確な指摘をありがとうございます。斗真さん」

私は話す。
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