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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第17章 標的13「対抗正月合戦と隼人強化プログラム 来る!!」


「♪」

(さすが10代目のお母様わかってらっしゃる)

内心でご機嫌な隼人。まぁ…奈々からああ言われたらご機嫌になるよねぇ…

私は内心で呟く。

それは数分前、遅れて出た私はツナの家の前に隼人が居た。

「おはよ―ございます!」

挨拶をする隼人に奈々は言う。

「あら極寺君

ツナ今日めずらしくちょっと前にでたとこなのよ」

「ならおっかけます」

背を向けた隼人に奈々は言った。

「いつもありがとうね

斗真くん以外ツナに極寺君みたいな

頼りになる友達ができてよかったわ」

(たよりに…なる――…)

震える隼人に私は言う。

「おはよう隼人。おはようございます奈々さん」

「おはようトォくん」

「おはようございます、斗真さん!」

2人の挨拶を済ませて私は隼人の手を引きながら言った。

「早くツナを追いかけよう」

私の言葉に隼人はハッとすると頷く。

奈々に手を振って私たちはツナの後を追う。

ガサッ、「ぎゃっ」

「「!」」

私と隼人はうめき声を聞いて振り返る。

ドサッ、「うぎゃあぁああ!!」

動物たちに群がれてるツナを見た隼人。

「10代目――!!!」

驚愕する隼人をよそに私はある技をツナにぶちかす。

ドバシャアッ…、ずぶ濡れのツナに動物たちは逃げて行く。

「「え!?」」

オレと隼人は唖然としながら斗真を見た。

斗真は携帯棒を仕舞いながら話す。

「どうせリボーンがレオンにあげる筈だったエサをツナにぶちまけたんだろ?」

斗真の問にオレは頷く。

私はツナの体や服についた水気を力で乾かすと言った。

「掠り傷程度で良かった」

「「…///」」
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