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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第17章 標的13「対抗正月合戦と隼人強化プログラム 来る!!」


ディーノは空き缶を拾うと弾を確認した。

「6発中4発だな」

マレニアは言った。

「マジかよ…やっぱり動いてないと感覚が落ちるな」

そう言う問題だろうか?

「ただたんに集中力が足りないだけじゃない?」

「はあっ!?」

マレニアは驚愕すると私を見た。

ツナたちも驚いている。

マレニアは言った。

「俺より撃てるってか?」

マレニアの問に私はリボーンに視線を向けた。

本気でやって良い? 彼分かっていないみたいだし

心の言葉でリボーンに問うと彼が頷くのを見て私は言った。

「ディーノ、2丁でやっていい?」

「あ、あぁ…」

私の問にディーノは頷く。

鈴を銃に変えると言った。

「リボーン…」

パシッ、リボーンは私に自分の愛銃を寄越した。

「「ッ!?」」

リボーンが自らの愛銃を斗真に貸した事に全員が驚愕して居た。

ス…、私は精神を研ぎ澄まして構え、キッと空き缶に集中して、ズガガガンッ…と銃を撃つ。

空き缶は宙を舞うとディーノの手にガシャンッと落ちる。

ディーノは弾を確認すると言った。

「12発中……全弾命中」

「っな!?」

マレニアは驚愕する。

「フッ…」

リボーンは笑っていた。

私は冷や汗を拭う。

「あっぶなぁ〜…久々だから力みすぎて真ん中よりになっちゃった」

「「え!?」」

私の言葉に全員がディーノが持つ空き缶を見ると真ん中が空いていた。

「……完敗だ」

降参するマレニア。

ツナたちは斗真の以外な一面を見たのだった。



冬休みが終わっての登校日、隼人と私は道路を歩いて居たがやけにご機嫌な隼人にちょっと冷や汗を流した。
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