第16章 標的12「跳ね馬ディーノとドタバタな日々 来る!!」
「ううん。…斗真のお陰で山火事にならなかったんだから大丈夫だよ」
私は言った。
「あの森を…どう抜け出せたの?」
斗真の問にオレは頭を掻きながら言った。
「えーっとね…無我夢中で走ってたら出れた?」
「……」
私は黙る。
お爺ちゃんに施してもらっていた力の封印が徐々に弱まってる…超直感は便利だけど万能じゃない。それは嫌と程知ってきた
オレは苦笑いをしながら言った。
「アハハ…でもお陰で早く病院に運べたから結果オーライだよ」
ふとツナの胸元に自分のリングが揺れていた。
大事に持っててくれてるのね
内心でこそばい気持ちになる。
「ふぅ〜…」
私は息を吐く。
「…疲れた?」
ツナの問に私は頷く。
「…ん……ごめ……んね…」
斗真はまた眠りに就いた。
シャマルは話す。
「今回のは死ぬ気の炎の連続使用に力を使った事が原因だ。まぁ…リボーンとディーノ小僧なら
斗真も死ぬ気でやらなきゃならねぇからな……まぁ…流石に限度が在るがな」