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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第16章 標的12「跳ね馬ディーノとドタバタな日々 来る!!」


ディーノの話では鞭の使い方を伝授してやるとの事で、少し水で大きくなったエンツィオをオレに向かわせる。

何とかエンツィオを鞭で弾いたが落ちた場所が古井戸。

巨大化したエンツィオが暴れだして、急いで逃げ出したが不運にもオレは転けてしまう。

「ッ!? ツナ!?」

ディーノは驚愕する。

「ひやあぁーっ!!?」

オレは悲鳴を挙げながら目を瞑った。

ヒュッ、ツナの側に人影が現れると叫ぶ。

「止まれ! エンツィオ!」

「「ッ!?」」

その叫び声を聞いたオレとディーノは驚愕した。

その覇気が籠った声にエンツィオはピタッと止まると顔をその人影に顔を近付ける。

オレはその人影を見て驚愕しながら言う。

「あ 斗真!?」

ツナの問に超死ぬ気モードの私は振り返っる。

普段と変わった瞳の色を見てオレは何故か斗真ではない人に見えていた。

私は言う。

「……そこから動かないで」

私はそう言うとエンツィオを掴んで蒸発させた。

エンツィオは斗真に泣きついて居る。

エンツィオの頭を撫でながら私は話す。

「謝らなくて良いよ。なっちゃったものは仕方がないもの……

でも次からは気を付けなさい。貴方の主人を潰したら大変なんだからね」

エンツィオは頷く。

死ぬ気モードを解いた私はディーノを見てニッコリと笑いながら言った。

「ディーノ、これはいったいどういう事か説明してくれるよね? (怒)」

私の問にディーノたちは顔を真っ青にさせながら頷く。

結論、病院送りは死ぬ気で回避させました。
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