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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第16章 標的12「跳ね馬ディーノとドタバタな日々 来る!!」


「ガキ…テメェは分かっちゃいねぇーな

それでハイと言えるほどおれたちは落ちぶれちゃあいないんだよ

金はいただく、そしててめーらは帰さねぇ!」

「ハハハ」

「ヒャハハハハ」

幹部達は笑っていた。

私は両手に手袋を嵌めながら話す。

「交渉決裂ですか…分かっていましたが仕方がないね。……ツナたちは絶対に手出ししないでくれ」

(まさか一人であの人達と戦うつもりなの!?)

オレは斗真を心配した。

ズカンッ、何処からか斗真の額に弾が撃たれると額にボゥと炎が出て、手袋もグローブへと変わる。

私は言った。

「アンタらを倒さないと死んでも死にきれない」

雰囲気が変わった斗真にツナ達は瞠目する。

「やっちまえ!!」

ゴオオォッとヤクザたちが私に襲い掛かるがシュンッと姿が消える。

「「「ッ!?」」」

ドサッドサッ…、ヤクザ達は倒れて組長は腰を抜かしていた。

「ひぃぃっ!?」

私は言った。

「良いか? ボンゴレに手を出せばこうなる…他の組長たちにもしっかり伝えておけ

黒豹に出逢ったらすぐ逃げるか足を洗い流すかどっちかにしろってな」

組長は何度も頷く。

斗真が手を離すと組長は気絶する。

シュウゥ…、炎が消えると私は言った。

「それじゃあ…帰ろっか?」

私の言葉にツナたちは頷く。

オレの家に帰った途端に斗真はディーノとリボーンを引っ掴んで何処かへ連れて行った。

「「ぎやああーっ!?」」

「絶対に逆らわない様にしよう」

2人の悲鳴を聞いたオレは顔を真っ青にしながら呟く。



後日、オレはディーノさん達と共に山に来ていた。
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