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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第16章 標的12「跳ね馬ディーノとドタバタな日々 来る!!」


「隼人もディーノのドジっぷりを見ているからだよ」

隼人は頷く。

「はい。あんな奴に敵意向けても意味無いッスから」

武は言った。

「さっきの金髪の兄ちゃんってオレたちより歳上だよな? 何で斗真が一番生徒なんだ?」

グサッと痛いところついてきた武に私は話す。

「イタリアに居た時にある人が僕の為にリボーンを紹介してくれたんだ。

…それから僕は彼の一番生徒になって途中からディーノが2番生徒として交流する事になったんだよ」

「なるほどな♪」

武は頷く。

「なら斗真はリボーンに次ぐ家庭教の素質があるからオレたちに勉強やら特訓やらに長けてる訳かぁ」

オレは言った。

「斗真ってやっぱりすごいね」

隼人も言う。

「斗真さんは何でもこなせるお人ッスからね♪」

私は言った。

「……/// そんなに褒めても何も出ないぞ!」

プイッとそっぽを向く斗真の顔は赤くなっている。

オレたちは微笑み合って居た。

するとフォオオ、ギャギャッと一台の赤い車が走って来る。

「?」

ツナたちは瞬きした。

ビュッ、ぐるぐるぐる、「え!?」

窓からロープが飛び出て瞠目する斗真を縛るとグンッ、「ウソ――!!!」

の叫びと同時に中に引きずり込まれ、フォオオン…、ギャギャと車は走って逃げた。

「「「斗真/さん!!?」」」

ツナたちは驚愕すると側にリボーンが居た。

オレは言った。

「リボーン! 斗真が!?」

リボーンは言う。

「ありゃ ここら一帯を絞めてるヤクザ 桃巨会の車だな」

「!! リボーンさん!!」

隼人と武は今頃気が付く。

オレは言った。

「ヤクザって…(汗)」
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