第16章 標的12「跳ね馬ディーノとドタバタな日々 来る!!」
内心で困惑するディーノに私は言った。
「ツナ、然り気無く勘違いしているみたいだから言っとくけどな?ディーノは僕の弟弟子なんだから
会うのは当たり前からでリボーンも僕に教育しながら彼の家庭教をやってたんだからさ」
私の言葉にツナはホッとした。
夕方になって私はイーピンとエンツィオを連れて帰って行く。
その後はディーノのドジっぷりをツナが見るのは言うまでもない。
翌朝、外に出るとディーノの部下たちが密集していた。
『あんた達…』
私はドスの効いた声で言うと全員が怯えていた。
『ロマーリオさん以外はさっさと帰れ!!(怒)』
全員慌てて帰って行った。
「全く…ハァ…」
私がため息を吐いているとロマーリオが来て言った。
『空嬢は相変わらず部下たちを動かすのに長けてるな』
ロマーリオの言葉に私は言う。
『そりゃあ…みんな私が怒ったらおっかないのを分かってるからだよ』
「アハハ…」
ロマーリオは苦笑いする。
するとツナが出てきて言った。
「あ、斗真おはよう♪」
「おはよう♪ ツナ」
「おはようございます。ボンゴレ」
私とロマーリオの組み合わせにツナは苦笑いした。
すると後ろからディーノが出てきた。
「ロマーリオ、ホテルで待ってろって言っただろう?」
ディーノの言葉に私は言う。
「言っとくけどディーノ、さっきまでこの道、貴方の部下たちでいっぱいだったのを僕が帰らせたんだからな」
「え!? そうなのか!? 悪ぃな斗真!!」
謝るディーノに私は言った。
『なら早くロマーリオさんと帰りな…リボーンと何か企んでるんでしょうけど』