第16章 標的12｢跳ね馬ディーノとドタバタな日々 来る!!｣

｢あっ そーいえば!!｣

ハッとするオレに斗真が言う｡

｢大丈夫だよ｣

バッとディーノは窓から飛び出すと同時に宙を飛ぶ手榴弾に気付いた部下たちは言った｡

｢!!｣

｢あれは!!｣

ザッ､鞭を構えたディーノは叫ぶ｡

｢てめーらふせろ!!｣

ビッ､バッと手榴弾を捕らえて上に投げたと同時にドガガァンと爆発｡

ディーノは上手く着地する｡

｢｢ハハハハ｣｣

｢またボスのやんちゃだな!｣

｢一日一回はドッキリさせやがる｣

笑いながら言う部下たちにディーノは冷や汗を流しながら立ち上がる｡

すくっ､｢今のはちげーよ!｣

オレは言った｡

｢………あの人カッコイイ｣

｢わかったか? ファミリーのために命をはるのがマフィアのボスだ｣

どぉんっと威張るリボーンにオレは言った｡

｢なんでもかんでもそこに結びつけんなよ!!｣

ツッコミを入れるツナを無視してリボーンは言った｡

｢ディーノお前今日は泊まってけ｣

｢ん｣

｢なっ｣

リボーンの言葉にオレは驚愕する｡

ディーノは言う｡

｢オレはいいけどこいつらがな｣

私は言った｡

『あんた達! ディーノの迷惑かけないように大人しくホテルに帰りなさい!』

部下は言った｡

『空嬢に言われちゃぁな』

｢それにリボーンさんも居るから安心だしな｣

部下たちは頷くと引き上げて行く｡

オレは言った｡

｢斗真ってディーノさんの部下たちに慕われてるよね?｣

私は言う｡

｢そりゃあディーノが跳ね馬と呼ばれる前からの付き合いだからな｣

｢え?｣

オレは鋭い視線でディーノを見た｡

(あれ? 何でオレ､ツナに睨まれてるんだ?(汗))