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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第16章 標的12「跳ね馬ディーノとドタバタな日々 来る!!」


「久し振りだねディーノ…まさか貴方が直々にツナに会いにくるなんて思ってもみなかった」

私の言葉にディーノは呟く。

『お前…彩なのか?』

ディーノの問に私は言う。

『そうだよ。証拠が要るならこの子が居るし後で見せるよ?

後、こっちでは斗真って名前で通してるからそう呼んで』

『わかったぜ』

ディーノは頷くと言った。

「久し振りだな斗真……こっちも紹介するぜ

こいつはカメのエンツィオだ」

「よろしくな♪ エンツィオ」

と私はエンツィオの頭を撫でる。

エンツィオは気持ち良さそうにしていた。

ディーノは言った。
「そう言えばさ……斗真、お前さっきのケーキ屋に居たよな?」

ディーノの問に私はニヤリと笑いながら言う。

「フッ…まぁね。ツナも一緒に居たんだぜ?」

「「え!?」」

ディーノとロマーリオは驚愕していた。

私は言う。

「バレない様に変装してたからね♪」

ウィンクする斗真にオレは頷く。

「ガハハハハ」

『追いかけて来ないで!!!』

タタタタと手榴弾を持ったランボと追いかけられるイーピンが部屋に入って来る。

「ランボ!?」

「イーピンまで!?」

オレはハッとすると言う。

「コラ ランボ!! 手榴弾もって遊ぶなって!!」

カッ、「ん!?」

どでーんっ、「くぴゃ」

コードに足を引っ掻けてこけたランボは小さな悲鳴を挙げる。

「ガ・マ…ん?」

起き上がったランボは手に手榴弾が無いことに気付く。

ヒューッ、手榴弾は窓の外だった。

「お」

ガーン、「バカ――!!」

リボーンは呟く。

「やべーな外にはディーノの部下がいるぞ」
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