第16章 標的12「跳ね馬ディーノとドタバタな日々 来る!!」
頬づえをしながらリボーンは言う。
「待ってたぞツナ」
オレは言った。
「いったいこれはなんなんだよ――」
「いよぉボンゴレの大将」
「!?」
オレはハッとする。
自室に見慣れない黒い椅子と男性の声。
ギイ、「はるばる遊びにきてやったぜ」
「!?」
椅子がゆっくり回り、キイィィ…、「オレは」
椅子が正面を向くと青年が居座りながら言った。
「キャバッローネファミリー 10代目ボス ディーノだ」
「な!?」
瞠目するオレ。
「ん! プハハハ こりゃあダメだな!」
「へ?」
オレは訳がわからず瞬きした。
ディーノのダメだし+リボーンからも言われたオレ。
(初対面でいきなりダメだし―!!?)
と内心でガーン…と落ち込むと部下も笑っている。
オレは言った。
「おいリボーン! なんなんだよこのヤバイ連中は!」
ヒソヒソと問いかけるツナにリボーンは答える。
「ん ディーノはおまえの兄弟子だぞ」
どぉんと構えるディーノ。
「は?」
オレは瞬きをした。
ディーノは話す。
「悪りーことばかり言ったが気を悪くすんなよボンゴレ10代目
オレもリボーンに会うまでボスの資質なんてこれっぽっちもなかったんだ」
オレは瞬きすると言った。
「え? リボーンに会うまで? てまさか…!」
リボーンは言う。
「オレはここにくるまでディーノをマフィアのボスにすべく教育してたんだぞ」
「まじでーっ!?」
驚くオレに存在を薄めてた斗真は言った。
「そして僕の弟弟子でもあるよ」
「「ッ!?」」
ディーノ達はツナの後ろに居る斗真に気付いて瞠目する。
私は言った。