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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第15章 標的11「イーピン来日&ランボと喧嘩 来る!!」


眼鏡は先に外してある。

「あれ? ツナじゃん珍しいね」

「「「ッ!」」」

ツナたちは入り口に立つ私を見て瞠目した。

「斗真!?」

驚愕するツナに京子は言った。

「斗真くんはどうしたの?」

京子の問に私は言った。

「僕はこの店のケーキを買いに来たんだ。イーピンにケーキを買ってあげようと思ってさ」

そう言うと京子とハルは言った。

「それなら…」

「ハルたちのを分けますから大丈夫ですよ♪」

2人の言葉に私は瞬きすると言った。

「え? 大丈夫なの?」

「「うん/はい♪」」

微笑みながら頷く2人に私も頷くと言う。

「分かった。でも自分の分は買わせて」

と言ってショーケースのケーキを2つ選ぶと買って、合流するといつの間にか茶室のリボーンが居てツナの家に行く事になっていた。

「ごめんねツナ、何か大所帯でお邪魔する事になって」

謝る斗真にオレは言った。

「良いよ。気にしないで…アハハ…」

苦笑いするツナに私は瞬きする。

ツナの家に着いた京子たちはそれぞれにケーキを配り終えると食べていた。

私が選んだケーキを食べながらリボーンは呟く。

「このショコラケーキうめーな」

リボーンの言葉に私は言った。

「それ、男性用に作られた甘さ控えめのケーキなの…気に入ってもらって良かった」

京子は言った。

「イーピンちゃんはミルフィーユだよ」

(また京子ちゃんが家(ウチ)に来てくれたーっ)

内心で喜びながらオレは言った。

「2人共にケーキが1個になっちゃったけど

本当によかったの?」

ツナの言葉に2人は言う。

「みんなで食べた方がおいしいですし!」
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