第15章 標的11「イーピン来日&ランボと喧嘩 来る!!」
「オレの分まで用意してくれたのか」
リボーンの言葉に微笑む私は言う。
「下に居るから何かあったら呼んでね」
「あぁ…Grazie…斗真」
リボーンはボルサリーノを深くかぶりながらホットケーキを食べていた。
下に戻って自分の分を食べた私は居眠り仕掛かって居る2人を見て言う。
「ランボ、イーピンはねんねの時間だね~」
2人を抱えて専用の布団に寝かせると2人はスヤスヤと眠るその頬に優しくキスを落とし、洗濯物を取り込んでいるとドカンッと2人が寝てる場所で爆発が起こって私は振り返る。
恐らくランボが無意識に10年バズーカをイーピンに誤発した様だ。
モクモク…、煙が晴れるとそこには10年後のイーピンが居る。
「あれ? あたし何でここに?」
不思議がるイーピンに私は言った。
「あなたが10年後のイーピンだね」
「え?」
振り返って私を見たイーピンは目を見開くと言った。
「もしかして彩さん!?」
イーピンの問に私は微笑すると言った。
「ハハハ…そうだよ。そっちでは私はイタリアに居るから会えていないみたいだね?」
イーピンは話す。
「仕方がないよ。彩さんはお仕事で行かれてるんですからって事はここは10年前の世界ですか?」
イーピンの問に私は頷く。
「そうだよ。貴女とランボを寝かしつけた所だったの」
頭を撫でてあげるとイーピンはふにゃんと笑うと言った。
「えへへ…やっぱり彩さんに撫でてもらうと落ち着く」
イーピンの言葉に私の心は擽られる。