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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第15章 標的11「イーピン来日&ランボと喧嘩 来る!!」


『確かにツナさん、優しい人だから…イーピンあの人殺せない。でも側に居たら

あの人を危険な目に合わせる、それだけはイーピン嫌だから』

私は少し微笑むと言った。

『ハハハ…良く考えたねイーピン。その気持ちを常に忘れてはいけないよ』

イーピンは頷く。

私は言った。

「イーピンは僕の家で預かるよ。ランボと居たら大騒動起こしかねないし」

オレは頷く。

「そうだね。お願いするよ斗真」

ツナの言葉に私は頷くとイーピンと共に家に帰った。


両親とイーピンは直ぐに馴れて、私の妹みたいに可愛がって、しかも日本語まで習わせてたのは流石は親だと思った。


翌朝、イーピンと共に私はツナの家にお邪魔していた。

「はじめまして…ママン、ツナさん。イーピンっていいます。よろしくです」

「「ッ!?」」

イーピンが片言だが日本語で自己紹介した事にツナや奈々は驚愕する。

「まぁ♪ イーピンちゃんね。こちらこそよろしく」

「あのイーピンが日本語を!? 斗真、イーピンってランボと歳がそんなに変わんないよな!?

何でここまで片言だけでも日本語話せる様になってんの!?」

色々なツッコミ入りのツナの問に私は苦笑いしながら話す。

「アハハ…実はね。両親がイーピンを気に入った見たいで…早く日本語を話せる様にと昨日の夜から

日本語の勉強をさせてるんだよ。嫌がるかなって思ってたけどイーピン自身も日本語を学びたがってたから意気投合してね。

そして今にいたるわけ……親ってスゴイね(汗)」

「何他人事見たいに感想言ってるんだよ!?」

ツナのツッコミに私は少し笑った。
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