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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第15章 標的11「イーピン来日&ランボと喧嘩 来る!!」


「ええ!? こ…こいつが恥ずかしがり屋!? あの変なキッの反応って

恥ずかしがってたことなのか?」

オレの言葉に斗真は頷く。

「うん。額の箇子が時と共に一つずつ減り、一箇になったとき

全身の汗腺からギョウザガスを一気に噴出して爆発する

この破壊力は小さないクレーターが出来る程にね」

「それで人間爆弾なんだー!!」

ツナが納得した時、ぴとっとイーピンが私に引っ付く。

カチッと箇子が動く。

「え!?」

オレは瞠目する。

リボーンは言った。

「イーピンはカウントダウン中、恥ずかしさのあまり人にすりよってくるんだ」

「なんだってぇーーー!!?」

ダアッッ、「斗真があぶないー!!」

ガバ、カチッ、「だめだって!!!」

オレは叫び、驚愕すると斗真からイーピンをはぎ取った。

ビュン、「うわああっ!!」

オレはイーピンを投げる。

カチッ、「!」

入り口のドアが開くと隼人がパンを2つ持ちながら言った。

「10代目、購買の新製品 ソーメンパン一緒にどースか?」

「隼人!!」

瞠目するオレにどすっと隼人の手にイーピンが落ちる。

「!?」

オレは叫ぶ。

「隼人危ない!! 早く その子投げて!!!」

「はい」

笑顔で頷くとぽーい…とツナに投げ寄越す。

カチッ、ガーン、「オレじゃなくてーっ!!」

カチッ、「あと三箇 うわああっ!!」

シュッ、オレは叫びながら投げる。

とんっ、「パース」

カガーン、「「もどすなーっ!!」」

然り気無くバレー部のコスプレかよ!!

リボーンにオレと斗真はツッコんだ。

「あと二箇!!」

ビュッ、ひょいと入り口から武が顔を出すと言う。
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