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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第15章 標的11「イーピン来日&ランボと喧嘩 来る!!」


「掃除ってめんどくさいなぁ〜」

オレの呟きに斗真は言った。

「ダメだぞツナ。手抜きをしちゃ…この掃除を覚えるのも未来の就活に役に立つんだからさ」

「「っえ!?」」

その言葉に全員が唖然とする。

私は話す。

「これは事実だよ。就活に掃除専門があってね。今から研けば就職出来る確率は上がると思うぜ?」

その一言で私のクラス全員は掃除を念入りにする様になったのは言うまでもない

昼休みになって京子が言った。

「ねぇ斗真くん。この子って斗真くんの知り合い?」

「え?」

私の問に振り返ると斗真は抱き抱える赤ん坊を見て言った。

『来てくれたんだね』

『うん♪ 約束だから』

イーピンはそう言うと私の胸に飛び込んだ。

私はその仕草が可愛くて優しく抱きしめながら言った。

「ありがとうね。京子ちゃん。この子はイーピンって言って香港に居る

昔お世話になった師匠の弟子なんだ。この子から見たら僕は兄弟子になるんだ」

私は感心すると言った。

「スゴイね♪ だから斗真くんは中国語がペラペラなんだね」

私は頬を掻き、苦笑いしながら話す。

「アハハ…あ、屋上でツナを待たせてるんだった。またね。京子ちゃん」

「うん」

私は頷く。

イーピンと共に急いで屋上へ向かうとツナたちがリボーンと話している。

オレは驚愕すると言った。

「ッ!? あぁっ!! その子昨日の!? 不可視な力を使ってた赤ん坊じゃないか!?」

その言葉に私はイーピンを見て言う。

『イーピン、日本語はまだ話せないから僕が言うけど良い?』

私の問にイーピンは頷く。

私はツナに向かって言った。
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