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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第14章 標的10「ボンゴレアン・パーティとナトューラ覚醒 来る!!」


「我、空気はいつ如何なる時も各自然と共に有らん事を誓い…

今、その古の契約に従い…その内なる力を解き放て! ナトューラアクセ!」

カアァッ…、私の呼び掛けに応えるかの様に全員の腕輪が眩く煌めくと全員を包んだ。

光が収まって楓たちは瞬きする。

全員の姿が変わっていたのだ。

私は自分の姿を見下ろしながら言った。

「18歳くらいの成長した自分と飛躍的に上がった力によって、私たちは類い稀なる力を得たのよ」

全員が大人びた私を見て放心状態だった。

彼女の姿は髪が長い以外はⅠ世の写し身だと分かるほど異彩を放っていたからだ。

私は言った。

「この力はいざと言う時以外は使用は禁止だからね」

全員は頷く。

フッ…、全員の姿が元に戻る。

私は言った。

「それとね。さっきの姿は私が居なければ成れない姿だから、真の力が解放されれば各々でなれる様になるけどね」

「「「「「「えぇ〜…」」」」」」

「フフフ…」

全員が苦虫を百匹を噛み潰した表情をするので斗真は微笑んだのだった。
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