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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第14章 標的10「ボンゴレアン・パーティとナトューラ覚醒 来る!!」


全員が頷くとそれぞれのアクセを見せながら言った。

「「「「「「我らのドンナとボンゴレの未来を守る為に……ナトューラは影からの支えと成らん」」」」」」

キラリとアクセの宝石が一瞬煌めいた。

それを私は静かに微笑んだ。

隠れて来てくれてたんだ。まったくみんな本当に優しいんだから…。

私は内心で呟くと言った。

「僕も帰るね。また明日ツナ」

「うん、また明日斗真」

ツナの家を出た私は並盛山に向かう。

広場には先に楓達が来ていた。

私がこれからやろうとしている事をまだみんなは知らない。裏世界での本当の闇がどんなものなのかを…それを知った時、皆の心に揺らぎがあれば私は切り離す。…例え一人になろうともあの人を守ると決めたのだから…

内心で呟くと私は言った。

「みんなの思いはアクセを通じて受け取った。

ナトューラの風-ヴェント-、水-アックア-、土-テッラ-、火-フオーコ-、森-ボスコ-、闇-ブイヨ-。

いつ如何なる時も空気-アーリア-の名の元に馳せ参じその力を用いて悪しき者を滅ぼすと誓えるか?


私の問に楓たちは敬意の構えで言った。

楓「風は如何なる時も空気と共に」

清「水は如何なる時も空気の管下(かんか)に」

津「土は如何なる時も空気を観ている」

和「火は如何なる時も空気のおかげで燃え上がる」

雷「森は如何なる時も空気を清浄へ導く」

希「闇は如何なる時も空気を闇から支える」

「「「「「「我らナトューラの守護者は貴女と共に歩み

続ける事をここに誓う!」」」」」」

私は右手を胸に当てながら言った。
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