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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第14章 標的10「ボンゴレアン・パーティとナトューラ覚醒 来る!!」


その後、武達は帰ってオレとリボーンと斗真の3人になる。

私は言った。

「今すぐって訳ではないわ。恐らく私たちが2年生になってから事は急展開する…

…今のこの平穏無事な生活が一変するみたいな事に…」

愁いを帯びたその瞳を見てオレは言った。

「ならオレはやれる事をするだけだ……まだまだダメツナなオレだけど……

京子ちゃんたちを守れるくらいに強くならなきゃって思ってるから」

私はニッコリ笑いながら言った。

「ならネッチョリとリボーンと私に絞られる事になるから死ぬ気で頑張ってね♪ ツナ」

満面の笑みで言う斗真にオレは言った。

「その笑みでネッチョリとか言わないで!? ものすっごく嫌な予感しかしないから!?」

「ハハハハ!」

ツナのツッコミに私は笑った。


その様子を窓の向こうから見ている者達が居た。

「あの方が予言を仰った……ならば俺たちが直々に動く日も近いって事だ。みんなの方はどうだ?」

真剣な楓の問に清は答える。

「力の制御は出来ているので後は実戦でどこまでやれるかでござるな」

楓は頷く。

「そうだな。それが出来てやっとあの方の隣に立てる所まで来れたって事だからな」

雷舞は言う。

「案外早く出来たよね」

希里は頷く。

「長かったような短かったような不思議な感じだよ。まぁ…全員のみ込みの速さは前世で分かってるからいいけど」

津知は言った。

「俺達はあの子から沢山のものを受け取った」

和も言う。

「それはオレらでは返し尽くせないものばかりに」

希里は言った。

「今度は僕達があの子にもらった分を返す番だ」
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