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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第14章 標的10「ボンゴレアン・パーティとナトューラ覚醒 来る!!」


涙を流す斗真にオレはオロオロしたがふと何かを思いついたのかフワッと抱きしめながら頭を撫でた。

「ッ!」

私は体をビクッとさせて震えていたが暫くすると落ち着いた。

涙を拭いながら私は言った。

「ありがとう…ツナ。なんとか落ち着いた」

オレはホッとすると言った。

「なら良かった」

ツナはふと10年後の斗真の言葉を思い返していた。

リボーンは言った。

「んじゃ続きをするぞ。斗真、お前は何をしてくれるんだ?」

リボーンの問に私は避難させていた紙袋を1つ取ると答える。

「私からはこれだよ」

リボーンは紙袋を受け取ると中身を見て瞠目すると言った。

「……斗真、コイツは値の張る品じゃねぇか」

リボーンの言葉に私は言う。

「大丈夫だよ。アルバイトをしていたからちゃんと余裕はあるよ♪」

ツナと武は顔を引きつっていたが無視。

リボーンはケースから何かを取り出しながら言った。

「久し振りにお前の入れたコーヒーが飲みてぇぞ…。特別に貸してやるから淹れてこい」

リボーンのワクワクした表情を見て私は微笑むと言った。

「ハハハ…了解。ちょっと待ってて」

私はリボーンからそれを受け取ると下へ下りる。

「「「…ハァ〜…」」」

オレたちは息を吐いた。

リボーンは言った。

「そんなになるとはお前たちもまだまだだな」

京子は話す。

「私は斗真くんがあんなカッコよくて綺麗な人に成長してたからビックリしたけど

優しい所や頼りがいがある所はあの時から全く変わってないよ」

ハルも言う。
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