第14章 標的10「ボンゴレアン・パーティとナトューラ覚醒 来る!!」
「向こうのオレはまだ君の事をまだ何も分かってないんだろう? 君がその姿で居るのがその証拠…
でも君が怖がる必要なんてないんだよ? オレたちは君をかけがえの無い仲間であり親友だから」
隼人達は頷く。
瞳を揺らしながら頷く私。
彼は私に小さな小袋を渡してきた。
私はそれと彼を交互に見る。
彼は言った。
「それはいつか君を守ってくれるお守りだよ。決して肌身離さずに持っていてね」
彼の真剣な言葉に私は頷いた。
こっちのツナからのまさかのプレゼント…嬉しすぎて死にそう
「フッ…」
内心で呟いている私に彼は微笑むとその額にチュッとキスを落とした。
「ッ!? ///」
私は驚愕した。
彼は右手を胸に当てながら言った。
「君の未来にオレの大空の加護と…」
隼人達も同じ仕草をして言う。
「「「「「「そして、我ら守護者の加護が貴女にあらんことを…」」」」」」
彼らの言葉に私はポロッと涙を流す。
「……Grazie…みんな…」
私は涙ぐみながら微笑んだと同時にボフンッと煙に包まれた。
モクモク…、「……ふぅ…全く疲れるわね」
煙が晴れると元の彩が愚痴を溢しながら戻って来た。
「おかえり、彩ちゃん♪」
彩はツナを見上げて微笑むと言った。
「フフフ…ただいま……つー君、みんな♪」
その笑顔を見て隼人達は頷く。
「一応、過去の貴方に予言を残しておいたよ。
どう変わるかは彼らの動き次第だ」
私の言葉にツナはニヤリと微笑むのだった。
そして現在。
「えぇ〜〜っと…(汗)」