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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第14章 標的10「ボンゴレアン・パーティとナトューラ覚醒 来る!!」


斗真はしてやったりとニヤリと笑い、リボーンとツナに小さな小袋を手渡しながらながら話す。

「未来の僕から特別なプレゼント。肌身離さず持ってなよ。じゃあね! チャオチャオ♪」

と言うとボフンッと10年後の斗真が煙に包まれるとこっちの彼が戻って来た。

「〜〜…うぅ~っ」

何故かポロポロと涙を溢していた斗真。

「「「エエェーッ!? なんで泣いてるの!!?」」」

全員が驚いていた。


数分前、ボフンッ…、10年後の世界に行った私は煙が晴れるとそこは久し振りに見るボンゴレ本部 ボスの部屋のソファーの上だった。

そして目の前には10年後のツナ達がキョトンとした顔で見ている。

私は苦笑いしながら言う。

『アハハ…Buon giorno。未来のX世とそのファミリーの皆様…(汗)』

表情を引きつらせた私にツナはため息混じりに言った。

「ハァ…言ってた通りか…向こうに居るオレはいったい何をしてんだよ。全く…」

と愚痴る彼に私は苦笑いしながら話す。

「アハハ…そう言わないであげて…実は向こうで今しがたボンゴレアン・パーティをやっている真っ最中なんだよ」

そう言うと全員が「「あぁ〜…」」と納得した様だった。

それにしてもツナもだが…隼人や武が超イケメンに育ってらっしゃる!! あぁ…この姿だけ見れただけでも私はこっちに来れた事が嬉しいと思った。大人リボーンも格好いい!!

と内心で大絶賛しているとフワッと頭を誰かが撫でていたのは彼だった。

私は瞬きしながらツナを見た。

ツナは真剣な表情で話す。
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