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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第13章 標的09「食い逃げと保育係 来る!!」


「リボーンに何かしら吹き込まれて来たんだろうけど君は不器用の不器用なんだから

大人しく帰れ!! でないと明日から一切口聞かないからな!」

「ッ!? っすみませんしたぁ!!」

隼人は謝ると直ぐ様帰って行った。

オレは言う。

「斗真、流石に言い過ぎなんじゃない?」

私はニッコリ笑いながら話す。

「この食器類はね。剛さんが丹精込めて集めた品々なんだ。それをただの不器用なせいで割られる立場を考えたらツナだって分かるよな?」

「ッ!? うん!? (汗)」

オレは驚愕すると頷く。

すると斗真は懐からある物を取り出すとある方向へ投げ、パシッと縄に巻かれたリボーンとランボだった。

私は2人を連れて外へ出る。

オレと武は真っ青になっていた。

「「ギャアアァーッ!?」」

2人の悲鳴を聞いたオレと武は斗真を怒らせないよう心に誓う。

休憩が終わった剛と共に私は寿司を夢中で握った。

100人前の寿司を握り終えると剛は車でそれを出前元へ運んだ。

「つ 疲れたぁ〜」

「も もう腕くたくただぁ〜」

机に突っ伏した私とツナに武は言う。

「お疲れさん2人とも」

コトと武は机の上に何かを置く。

良く見るとそれはマグロの残った身を集めて作った軍艦巻き。

オレは言った。

「武、これって…」

武は言った。

「仕事の礼だよ。斗真は後で親父が何かしら直接渡すって言って」

私は頷く。

「分かった。それはねツナ、君が頑張って仕事したご褒美。因みにリボーンたちが食べた分は僕が払ったけど

後でネッチョリとリボーンたちからふんだくるから心配はしなくていいよ♪」
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