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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第13章 標的09「食い逃げと保育係 来る!!」


「ガハハハ、このオレンジのは

昼寝の時間だけどがんばって起きている

ランボさんのだもんね!」

ランボに海苔でイクラだけを巻いた物を渡した。

「大トロは?」

「私よ」

ビアンキに寿司無しの大トロを渡す。

2人は寿司に成ってないネタのみの皿と店員を交互に見ていた。

私は瞬きすると言う。

「どうかなさいましたか?」

私の問にランボは言った。

「オレっちぐんかんイクラっての頼んだのに…」

ランボの言葉を理解した私は話す。

「ランボくんだっけ? さっきまでスシを食べていたからそろそろ飽き始めた頃合いかと思ってこれにしたんだよ。嫌だったかな?」

私の問にランボは首を振る。

「ううん! 全然いやじゃないもんね♪ ありがとうだもんね♪」

礼を言うランボに私は微笑むと今度はビアンキを見て話す。

「そちらの女性の方はあまりスシは好みでないと思い失礼ながらネタのみにさせて頂きました」

そう言って微笑みをビアンキに向けると彼女は言った。

「まぁ気が利くわね。ありがとう」

言って2人は食べていく。

「なんつー贅沢な!!」

ツッコミを入れたオレは店員を見て言った。

「でもすごいですね。食べてる相手がどんな物を望んでいるのか見て分かるなんて」

ツナの言葉に私は言う。

「ただの勘ですよこんなの…アハハ」

苦笑いする店員にオレは少し冷や汗を流しながらリボーンを見て言った。

「なあ、こんな高級なネタばっか食って大丈夫か?」

オレの問にリボーンは言う。

「なにがだ?」

問を問で返されたオレは言った。

「なにがって高いんじゃ…」
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