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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第13章 標的09「食い逃げと保育係 来る!!」


晴れやかな天気の中、私は竹寿司屋に来ていた。

何故かって? この間の寿司箱を返すのとお仕事をしに来たんだよ

カラカラ…、戸を開けながら私は言った。

「おはようございます剛さん。この間の寿司、ありがとうございました。両親とっても喜んでました」

私の言葉に剛は言う。

「そうかい♪ なら良かった。今日は午前に団体さんは1組、午後に100人前の出前マグロを

握らなきゃなんねぇから午前の方は空君に任せてぇんだがなぁいいかい?」

剛の言葉に私は言う。

「当たり前ですよ。剛さんあっての竹寿司なんですから出前の方は剛さんがやってください。

もし間に合わないならお手伝いに入りますから」

「おう♪ なら頼むわ」

そう言って剛は奥の厨房へ入って行く。

さてとんじゃぁ始めますかね♪

私はニヤリと笑う。

寿司ネタを切っていると剛が言っていた団体の1組つまりはツナたちが来た。

ツナたちはそれぞれ各々が好む寿司を注文し、私はそれを無心で作っていく。

くちゃくちゃ、パクパク、もぐもぐもくもぐもぐ、モクモクとツナたちは無言で寿司を食べていた。

ツナは言った。

「でもビックリだよ

おまえ達にスシ屋につれてこられるとはな」

リボーンは言う。

「たまにはな

最近ツナ、いろいろがんばったしな」

じーん…、「リボーン、おまえ…」

うるっと涙目になるツナ。……まったく騙されてるとも知らずに…。

私は内心で呟きながら注文の品を持って来ながら言った。

「へいおまち!

ウニはどちらさんかな?」

私の問にランボが答える。
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