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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第12章 標的08「体育祭と初の殺し体験 来る!!」


私は苦笑いすると言った。

「アハハ…ツナ、それは男相手に言うもんじゃないよ。女性相手に言ってやらなきゃ」

オレは瞬きすると言った。

「そう? 髪くらいは男女関係無い様な気がするんだけどな…」

私は言った。

「あぁ…はい僕の負けだよ。で、いくらしたの? お金返すから教えて」

その言葉にオレは首を振る。

「オレの奢りだから気にしないで」

「でも…」

私は申し訳ない顔をしてツナを見た。

オレは唸る。

「うぅ…なら500円で…」

「ん」

ツナの言葉に私は彼の胸ポケットに千円札を入れてやると慌てて断ろうとしたが眼力に負かした。

昼食を食べて少しツナと話していると隼人たちが来て、共にハルのクラスがやる演劇を見た。



「ハルちゃん、目立ってたね〜…♪」
「だね〜…♪ 他の人も驚いてたから笑ったよ」

帰宅中のツナたちの後ろで私は京子とハルの演劇について話し合っていた。

隼人は言った。

「あの馬鹿にはちょうどいい劇でしたよ」

私は瞬きすると言う。

「隼人ってハルとしょっちゅう喧嘩してるけどちゃんと見てあげてるんだね」

「っな!?」

私の言葉に隼人は驚愕すると言った。

「斗真さん、アレは違いますから!」

慌てる隼人に私は微笑みながら話す。

「ハハハ…隼人にもやっと春が来たんだなぁ〜…お父さんは嬉しいよ」

「「「誰キャラだよ!? てかお父さんじゃねぇだろ!?」」」

ツナたちのツッコミに私は笑うと言った。

「ハハハハ! それじゃあ僕は先に帰るからまた明日ね♪」

「「またね/な斗真!」」

「さようなら斗真さん!」
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