第2章 プロローグ2「やって来たあの世界、でも何で最初から難題!?」
Ⅰ世は話す。
『そして俺がボンゴレを立ち上げた時に共に力を合わせ、そして世界を守る為に自らの存在を糧にして消えていった大切なファミリーの仲間たち…』
9代目はハッとすると言う。
『それはまさか…ナトューラの事ですか?』
9代目の問にⅠ世は瞠目する。
『ほう…9世は知っていたのか?』
9代目は頷くと話す。
『はい。貴方に関する資料の中に共に力を合わせ、世界を救いしナトューラの使者と記されていました』
「ナトューラ…イタリア語で自然…か」
家光の呟きにⅠ世は頷くと言う。
『そうだ。ナトューラたちの力が無ければこの世界は滅亡していたと言っても過言ではない』
9世たちは瞠目した。
Ⅰ世は話す。
『故に異例な2つの力に選ばれたこの子と他の6人が後継者として現れたと言う事は
この先、世界に危機が迫っていると言う事だ。そこで9世に頼みがある』
『はい、何でしょう?』
9代目の問にⅠ世は話す。