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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第2章 プロローグ2「やって来たあの世界、でも何で最初から難題!?」


(初代をここまで言わす先程の少女はいったい…)

9代目は内心で唖然としていた。

Ⅰ世は話す。

『彼女達が器を満たした事によって俺たちの存在を隠すと同時に自分たちの存在理由をもたらしてくれた』

『存在理由とは?』

家光の問にⅠ世は言う。

『彼女たちは……否、適合したこの子自体が持っていた運命(さだめ)を彼女たちが

引き継いだと言った所か…世界の終わりに現れると言われた者達……フィーネ』

「フィーネ……イタリア語で終わり…」

家光の呟きにジョットは少し悲しい表情をすると言う。

『このフィーネリングがその証なのだ。この子とチェデフが現在保護しているこの子たちは次代の後継者なのだ』

『『ッ!?』』「ッ!?」

9代目たちは驚愕した。
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