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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第12章 標的08「体育祭と初の殺し体験 来る!!」


「おはようハルちゃん。その姿すごいね!」

「!」

声をかけた私に気付いたハルは言った。

「あ、斗真さん! そうなんです! 実はこれは近々中学で文化祭がありましてクラスで演劇を

する事になって私は屋形船の担当になったんです♪ 腕によりにかけて作った自信作なのでツナさんに見てもらうと思って」

楽しそうに話すハルに私は言う。

「でもハルちゃん、それは演劇当日まで大事にしといた方が良いよ。壊したら大変だから」

ハルはハッとすると言った。

「はひ! そ そうですね。斗真さんの言う通りです。では文化祭は来週なので良かったら来てくださいね♪」

ハルの言葉に私は頷く。

「分かった。ツナたちを誘って必ず行くからハルちゃんも頑張ってね」

「はい♪」

ハルは頷くと帰って行った。

ホッと安心していると隼人と武が痴話喧嘩しながらツナの家に入って行く。

「あの2人が入ったかぁ〜…ん〜…仕方がないなぁ…あの人を呼ぶか、死体回収やってたし」

私は呟きながら懐から携帯を取り出してある人に電話をする。

いつの間にかシャマルが来ていて役に立たずにツナが泣き喚いているとバイクの音が聞こえた。

ヴオオォン、「!?」

キキッとバイクに乗った雲雀が現れる。

バイクが似合う雲雀さんは素敵だなぁ〜…

内心で呟く。

「すみません。雲雀先輩……今朝から呼び出してしまって」

謝る私に雲雀は言った。

「別に良いよ。赤ん坊からも呼ばれたから何かあったんでしょ?」

雲雀の問に私は頷く。

「なら風紀委員として調査はちゃんとしないとね」
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