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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第12章 標的08「体育祭と初の殺し体験 来る!!」


泣き叫ぶオレに泥棒はドサアと足元に倒れる。

ガクガクガク、「あぁあぁ…」

恐怖で怯えていたオレはふと気付く。

「あれ…?」

倒れて来た泥棒が身動きしていないのだ。

「あ…あのぅ…」

オレは声をかけるが相手はしー…んとしていてすると泥棒の口からつーー…と血が溢れた。

ギョッと驚愕したオレは「うわあぁああぁ!!」

と叫びながらジタバタと泥棒の下から下半身を脱出させなが言った。

「ひいいいいち!! 死んでるぅ〜!!!」

じわ〜…と泥棒の背中に血の染みが出来る。

どだーんっとオレはベッドの上から床へ落ちた。

「とーとーやったな」

その言葉にオレはリボーンを見る。

「!」

リボーンは言った。

「お前の事故防衛本能が

殺しの才能をめざめさせたんだぞ」

がばっとオレは立ち上がりながら言った。

「な!? 何わけのわかんないこと言ってんだよ!

見ろ!

ドロボーが何者かに銃で…………」

チャッとオレの右手に銃が握られていた。

「!? ……え?」

右手に握る銃を見て瞠目する。

リボーンは言った。

「その銃でツナが撃ったんだぞ」

「オレーー!!!?」

驚愕するオレにリボーンは追い打ちをかける。

「覚えてねーのか? 寝ながらオレの銃をうばって

撃ったじゃねーか」

「うそーー!!!」

オレは泣きながら混乱した。


「あらら…もう始まってたのね」

仕込みから戻るとツナの部屋から本人の悲鳴を聞いた私は呟くとそこにハルが来た。

あぁ…そう言えばハルが文化祭の劇で船をやるって言ってたわね。あのまま行けば壊しちゃうから…よし!

私は内心で決めると言った。
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