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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第12章 標的08「体育祭と初の殺し体験 来る!!」


武は今頃ツナの家に向かって居るから気にしないで話せる。

ガララ…と戸を開けて中に入ると言った。

「おはようございます! 剛さん。今日からよろしくお願いします!」

その言葉に剛は微笑むと言った。

「来たか空君、んじゃ着替えは奥に用意してあるから着替えてくれ」

「はい!」

私は用意された作業着に着替えて厨房に入ると剛さんは微笑むと言った。

「ハハハ! 似合ってるじゃねぇか空君」

私は言った。

「剛さんそのさっきから空君って僕の事ですよね?」

私の問に剛は頷く。

「当ったり前ぇよ。ここで働いてるのを武らにはバレたくないんだろ?」

剛の問に私は頷く。

「そうですね。まぁ…武は気づき初めてますが…まだ大丈夫かと…」

私は伊達眼鏡をかけると言った。

「それでは師匠、ご指導頼みます!」

剛は頷く。

「厳しくいくから覚悟しておけよ」

「はい!」

私は頷いた。


同時刻ではズガアンッと今朝から似つかわしくない音がツナの部屋から響く。

バチッ、「わあ!!」

その音で目を覚ましたオレは飛び起きる。

「朝から銃声かよ。日曜ぐらい寝かせろよ」

と言いながら上半身を起こしたオレ。

ぬーん…、ビクッ、「……!!!」

(ドロボー!!?)

オレは男が居る事に気付くと相手は泥棒だと分かった。

ガーン、「!!」

(部屋が荒らされてる! まちがいないドロボーだ!! ど…どーしよ〜〜っ)

内心でオロオロしているとくるっと泥棒が振り返る。

ビクッ、「ひいっ!」

ゴゴゴゴ、「………」

泥棒は無言でオレに近寄る。

「うわっ! あの! ひいいい!!

お助けぇええ゙え゙!!!」
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