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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第12章 標的08「体育祭と初の殺し体験 来る!!」


「ありがとうございます! 皆さん!」

満面の微笑みで礼を言う私の姿に全員が心臓を意抜かれた。

「さ 流石は斗真さん…こ 効果抜群ッス」

「ハハハ…天然って恐ろしいのな」

俯く2人の様子に気付いたオレは瞠目すると言った。

「ッ! ちょ 隼人に武、大丈夫!?」

武はツナを見て言った。

「大丈夫…ってか…ツナは斗真のあの笑顔を見て何とも無いわけ?」

武の問にオレは答える。

「……何とも無いわけではないけどアレよりも良い笑顔を前に見た事あるから…」

隼人と武は瞬きした。

((マ マジでかよ/ッスか(汗))

2人は内心で驚いていた。


放課後、練習の為に私たちは川原へ来ていた。

「へーコレが棒倒しの台なんだ」

高いそれを下から見上げた私に武は言った。

「あの台に総大将が居座り、敵の攻撃から落ちない様にするんだ」

「成る程ね」

私は頷くとぐぐっと脚に力を入れるとダンッと地を蹴り、スタッと台の上に座る。

ツナたちは唖然としていた。

「一瞬で飛び乗るとは流石は斗真さん!」

「斗真の身体能力ならコレぐらい朝飯前だろ?」

「やはりオレの目に狂いは無かったな」

「斗真ー大丈夫ー?」

3人が褒める中、ツナだけが私を心配してくれていた。

京子もあぁは言ってもかなり心配してたしなぁ~…

私は台から降りると言った。

「正直残れるかな? って不安があるけどツナたちが守ってくれるんでしょ?」

私の問にツナ達は頷く。

「当たり前ッスよ!」

「斗真を絶対に落とさせはしねぇのな」

「極限!! 敵を全員排除するぞ!!」

「任せといて!」

「うん♪」
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