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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第11章 標的07「先輩と医者と風紀委員 来る!!」


隼人と武が内心で呟いている中でオレは知らずに中に入りながら言う。

「へー、はじめて入るよ。応接室なんて」

「!」

瞠目する隼人と咄嗟に叫ぶ武。

「! まてツナ!!」

「え?」

武の掛け声にオレは瞬きしながら振り返る。

「1匹」

ガッ、雲雀の攻撃をツナは左頬に諸に食らって部屋の窓辺へドザァッと倒れる。

バッ、「のやろぉ!! ぶっ殺す!!」

「てめぇ…!!!」

隼人と武はツナが殴られた事で頭に血が上って雲雀に攻撃を仕掛ける。

ビュッ、ビュッ…、「2匹、3匹」

雲雀が2人を攻撃しようとしたその時だった。

バキャッ…と鈍い音が響く。

「「ッ!?」」

隼人と武、そして雲雀3人の間に私が携帯棒で雲雀の攻撃を防ぐ。

「「ッ!? 斗真/さん!?」」

驚愕する2人に対して雲雀は瞠目すると言った。

「ワオ 僕の攻撃を受け止めるなんて君……何者だい?」

私は雲雀にニッコリと笑うとしゃがんで一気に下から袈裟斬りをする。

バッと雲雀は攻撃を避けると距離を取る。

私は後ろの2人に言った。

「隼人、武…ツナを連れて早くここから出て…雲雀先輩には君たちでは敵わない相手だ」

私の言葉に2人は瞠目すると直ぐに動いた。

「させないよ」

雲雀が動くと同時に私は動いて行く手を阻みながら攻撃を防いだ。

2人がツナを抱えて部屋を出たのを確認すると私は言った。

「すみませんね雲雀先輩……貴方が居ると分かっていたら先に

あの子たちを止めていたんですけどね」

雲雀は一旦攻撃を止めると私をまじまじと見て言った。
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