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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第11章 標的07「先輩と医者と風紀委員 来る!!」


とか言っているけどあそこはあの人の憩いの場所なんだよね…

武たちは立ち上がると応接室へ向かって歩き出しながら話した。

「まずは机の配置変えからだな」

「オレ、10代目から見て右手の席な」

武の案に隼人が速答する。

(まっ まじで〜!!?)

乗り気な2人にオレは呆然とする。

ツナはあんまり乗り気でないそりゃぁそうだよね。私だって出来れば関わりたくなかったのに…これは目付けられる覚悟しときゃなきゃなぁ…ハァ…(汗)

私は内心でため息を吐く。

隼人は煙草を消した。

あ、ちゃんと約束は守っている所は本当に賢いよね

ガチャ…、武が応接室のドアを開けながら言った。

「へ〜〜こんないい部屋があるとはねーー、!」

と武は何かに気付く。

「君 誰?」

中央のソファーの背もたれに雲雀が寄りかかって居た。

(こいつは…(汗))

武は汗をかく。

(風紀委員長でありながら不良の頂点に君臨するヒバリこと雲雀恭弥……!!!)

隼人は雲雀に気付くと言った。

「なんだあいつ?」

武は言う。

「隼人 待て…」

武が隼人を止める。

雲雀は話す。

「風紀委員長である僕の部屋に来るとは命知らずだね

ただで帰さないから覚悟して」

雲雀は仕込みトンファーを取り出す。

(聞いたことがある…ヒバリはきにいらねー奴がいると相手が誰だろうと仕込みトンファーでめった打ちにするってーー…)

そう武は内心で呟く。

雲雀は言った。

「僕は弱くて群れる装飾動物が嫌いだ

視界に入ると……咬み殺したくなる」

雲雀の瞳を見て2人に悪寒が走った。

(こいつ…)

(やっかいなのにつかまったぞ…)
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