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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第11章 標的07「先輩と医者と風紀委員 来る!!」


武は言った。

「だってさ〜斗真の弁当がある時と無い時で野球ののめり込みが違うんだよな〜」

隼人も頷くと話す。

「そうッスよ! オレも斗真さんの弁当が在ってこそ10代目と貴方を守る事が出来るんッスよ」

私は2人の言葉に冗談抜きで赤面してしまい俯く。

「っ/// ……バカ」

私の呟きに隼人と武は爽やかな笑顔で笑う。

あぁ〜っ! もう嬉しい言葉に爽やかな笑顔付きでありがとうございました!!

私は内心で悶絶する。

オレは言った。

「斗真って本当に料理上手だよねぇ…」

ふと私はツナを見て瞬きする。

オレは続けた。

「母さんが居ない時に斗真が作ってくれたご飯は格別に美味しかったからランボやリボーンまでもその機会が来ないか待ってるぐらいだもん」

「……///」

膝頭に顔を埋めた。

ダメだ…ツナから最大級の言葉を貰えて顔が見れないどこか絶対に顔真っ赤だよ!

悶絶する私をよそにツナは呟く。

「もう夏も終わりかぁ……あっという間に季節が過ぎるや」

隼人は言った。

「そう言えば阿呆牛がぶどう、ぶどうってうるさいですね」

オレは笑う。
「アハハハ! 確かに言ってるね」

「今の旬は栗だぞ♪」

「「「ッ!」」」

オレたちはリボーンの声がして辺りを見る。

グサグサグサッ、「痛い! 痛い!?」

ハッと見れば栗毛のカモフラージュスーツを着たリボーンが居た。

「ちゃおっス」

チキチキチキッ…、「痛い!? 痛い!? 刺さってる!?」

私はその光景を面白くて眺めていた。

オレは言った。

「学校にあんまり神出鬼没するなって言ってるだろう! リボーン」
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