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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第11章 標的07「先輩と医者と風紀委員 来る!!」


元に戻ったオレは斗真の元に来ると言った。

「斗真、大丈夫!?」

心配そうな顔で問うツナに私は頷く。

武がおぶってくれてる間に怪我の治癒に専念出来たからだ

「本当に?」

信じられないと言ったツナの様子に私は武に降ろしてもらった。

「ほら、大丈夫でしょ?」

平気な様子を見せるとツナはホッと安心した。

そこまで心配しなくてもまぁ…無理ないか…

リボーンが了平を勧誘したのはツナがツッコんでいた。

何とか入部を断る事は出来たが会う度に勧誘話を持ち掛けられるのは流石に頭に来たので1発ぶちかます。

それを見たツナたちの顔は真っ青だったのは気にしない♪


そして事が起こったのはその後だった。

歩いていたツナが急にふらふらとなって私は慌ててツナの体を支えながら言う。

「ちょ ツナ! 大丈夫!?」

オレは片手で頭を押さえながら言った。

「ご ごめんね。何か寒気がしてさ」

あれ? この感じってまさか!? でもまだ10発目じゃないはずなのに…

私は内心でそう呟くとリボーンを見て言った。

「リボーン、ツナのこの様子から見てもしかしてアレの可能性が大なんだけど何で?

まだ10発目はいっていないはず」

その言葉にオレは言った。

「何となくだけど斗真、もしかして死ぬ気弾の事言ってる?」

私は瞠目しながらツナを見た。

オレは苦笑いしながら話す。

「アハハ…やっぱりかぁ…実はさ、一昨日ね。死ぬ気弾を使って自分の家まで着替えやらを取りに走らされたんだ」

「ッ!? 何やってくれてんだよ! リボーン!」
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