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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第11章 標的07「先輩と医者と風紀委員 来る!!」


了平からの攻撃に私は集中して避け、右手の炎を10%巡らせたストレートパンチをお見舞いする。

「ぐっ!?」

了平は呻く。

「先輩のあのパンチスゴいのな。にしても斗真もスゴいのな!

先輩の攻撃を避けてからのカウンター技って」

「当たり前だ! 斗真さんは何でもこなせるお人なんだよ!」

隼人と武の会話に私は冷や汗を流す。

そこまで褒めないでってか見えてる2人が私的にはスゴいんだけどね!

内心でツッコミながら私はチラッとリボーンを見る。

リボーンが銃を構えていた。

やっぱりやる気ですか…全く…。

私は内心でため息を吐くと同時にリボーンが了平に弾を撃ってそれで復活した了平が私を見て首を傾げながら言った。

「ん? 空乃お前……否、今は聞かぬ方が良いな」

了平の言葉に私は瞬きした。

え? 復活して何か見えたとか? あ、まさか…。
私は苦虫を噛んだ表情をすると話す。

「先輩、今は見えてる事については他言無用でお願いします」

「極限に了解した」

私の言葉に了平は頷く。

「入れ! 空乃!」

言いながら了平は連続パンチを繰り出す。

「ッ!?」

さっきよりも速く打ち出す数が倍になっている。

私は体内の炎50%にするとドドドドッ…、攻撃を受けてドカッとリングの端に倒れる。

「斗真!?」

オレは慌てて側に駆け寄った。

了平は言った。

「極限に俺の…「痛った〜っ!」 ッ!?」

了平は驚愕すると振り返る。

痛たがりながら起き上がる私が居た。

「大丈夫?」

心配で問いかけるオレはに斗真は少し微笑むと了平に向き直る。

了平は言った。
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