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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第10章 標的06「ビアンキと三浦ハル 来る!!」


「「!?/ッ!」」

ハルは立ち上がると言った。

「しっかり捕まってろ!」

とさっきの私の行動を表現する。

いや、マジで表現するの止めてよ!?

内心で呟いていると顔を赤くさせたハルは言った。

「…/// すごく……ステキでしたよ

私の為に飛び込んできてくれた斗真さん」

「え?」

一瞬何を言われたのか分からず瞬きする私。

ニッとリボーンが笑っている。

はめやがったなぁ…コイツ…(怒)

ハルは胸に手を当てながら言う。

「さっきからドキドキして……ムネが…っ」
はあっ!? ちょっと待ってこれって! これってまさか!?

ハルは言った。

「ハルはNAME4さんに惚れたもようです」

「んなっ!?」

やっぱりいぃーっ!?

ツナは驚愕し、私は内心で叫んだ。

オレは話す。

「でも確かリボーンのことが好きなんだろ?」

その問にハルは答える。

「今は斗真さんにギュっとしてもらいたい気分です」

「んな゙ーー!!」

ハルの答えに唖然とするツナ。

私はさっさと服を着るとダッと駆け出した。
ハルは気付くと駆け出しながら言う。

「待ってください! ギュっとしてください! お願いしまーす!」

走りながら私は言った。

「な! 何で僕なんだよー!!」

私は全力で逃げた。

私、女の子に好かれちゃうなんて…男装してるから仕方がないにしてもさ。かなり凹むわ

私は内心で嘆く。


次の日から登校・下校時に会う度にハルが引っ付いて来るのを避け続け、どっと疲れた私は自室の机にうつ伏せる。

リボーンは言った。

「モテモテで良かったじゃねーか」

くわっ、「良くねーわ!?」
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