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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第10章 標的06「ビアンキと三浦ハル 来る!!」


「はい。……分かりました」

ハルはそのまま家へと帰って行く。

リボーンは私の肩に乗ると言った。

「すまねぇな……斗真」

私はリボーンの背中をポンと優しく叩きながら話す。

「大丈夫だよ。あ、ツナにも教えておくよ。リボーンがこうやって

人の肩に乗るのは絶対の信頼した人にしかしない仕草だから

この仕草を取ってくれる事は親友以上の絆が出来た証だからツナも

リボーンにそう認められる様に頑張れよ♪」

「それは何をどう頑張れって言うんだよ!?」

オレのツッコミに斗真は笑う。

「ハハハハ!」



そして翌朝、ツナと一緒に買い物をしに橋を渡っていると何やら武者鎧を纏ってアイスホッケーのラケットを持った寝不足のハルが仁王立ちで立っている。

「「は ハル/ちゃん!?」」

驚愕する私たちにハルは言った。

「……昨日散々考えて決めました。

リボーンちゃんの知り合いからリボーンちゃんが殺し屋だと……

本物の殺し屋なら本物のマフィアのボスになるツナさんや斗真さんはとーってもストロングだと思うわけです

ツナさんと斗真さん……

あなた方の強さが本物のならリボーンちゃんの言ったことも信じますし

リボーンちゃんの生き方に文句は言いません

ですが私が強かったらリボーンちゃんを自由の身にしてもらいます」

「はぃ?」

私は訳は訳が分からず唖然とする。

オレは言った。

「リボーンを自由の身にってオレたちは何もしてないぞ!!」

ヘルメットを被ったハルはラケットを振り上げながら言う。

「問答無用! お手合わせ願います!」

「ツナ!」

私はツナの腕を引っ張る。
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