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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第10章 標的06「ビアンキと三浦ハル 来る!!」


「9代目の任務が急に入ったからな、挨拶が出来なかったんだ」

私はリボーンからボルサリーノを取り上げる。

「おい、斗真! ッ!?」

私はリボーンの額にデコピンを食らわせるとボルサリーノを被せた。

「紳士にあるまじき行為を忘れるなんて…自分の恩師の恥をここで知るとは…」

俯く私にビアンキは言う。

「大丈夫よ斗真。私はリボーンと再会できただけでも嬉しいのだから」

ビアンキの言葉に私はツナを見て言った。

「ツナ、ビアンキも美術と家庭の家庭教してくれるから頑張りなよ」

「エェーーッ!?」(本日2度目)

オレは驚く。

私はビアンキにゴーグルと専用の手袋を渡す。

「ビアンキ、隼人がもうすぐ来るから着けといて…出来れば肌身離さず」

ビアンキは頷くとゴーグルと手袋を着けてくれる。

すると「10代目〜!!」と下から隼人の声が聞こえた。

ツナに迎えに行かせた私はリボーンと話す。

「リボーンとビアンキは主に科目の家庭教…私は戦闘の家庭教をやれば良いんだよね?」

「そうだぞ」

私の問にリボーンは頷く。

アレを使いすぎると危ないからな…然り気無く組み込むか私も自主練になるしなぁー

ツナが隼人と一緒にスイカを持って来てくれた。

「ッ!? 姉貴!?」

隼人はビアンキを見て驚愕して居る。

私は言った。

「隼人はビアンキが来るのは知らなかったの?」

隼人は頷く。

「えぇ…こっちに来てからは連絡を取ってなかったので」

べしっ、「だっ!?」

私は隼人の頭を叩くと言った。

「数少ない肉親に連絡をしないなんて…僕はそんな事教えたかな?」
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