第10章 標的06「ビアンキと三浦ハル 来る!!」
「これはオレの夏の子分達だぞ。情報を収集してくれるんだ」
オレはハッとすると言った。
「それって虫語話せるってことかよ!!」
ツナのツッコミにリボーンは言う。
「おかげで情報が掴めたぞ。ビアンキがこの町に来てる」
オレは瞬きしてハッとすると言った。
「ビアンキ…? ってさっきの美人の人が!?」
リボーンはツナを見て言う。
「なんだ。ツナはもう会ったのか」
リボーンの言葉にオレは言った。
「と言うより斗真がビアンキと知り合いだったみたいで」
リボーンは納得すると話す。
「そうか。斗真はイタリアに居る頃によく隼人と会ったみたいでな、その時にビアンキとも仲良くなったんだ」
オレは瞬きすると言う。
「え? なんかその言い方だと隼人とビアンキが姉弟みたいな」
リボーンは頷く。
「みたいではなく極寺とビアンキは腹違いの姉弟だぞ」
「マジでーっ!!?」
オレは驚愕した。
「ツナー! 帰ったけどリボーン居る?」
私は言いながら部屋を覗く。
「あ、斗真!」
オレは斗真に振り返る。
その向こうにリボーンが居るのを確認した私は言う。
「どうぞビアンキ」
「リボーン!!」
ギュッとビアンキはリボーンを抱きしめる。
「エェーーッ!? この人さっきの!?」
オレは驚いていた。
「久し振りだな、ビアンキ」
リボーンの言葉にビアンキは話す。
「あんたが居なくなって寂しかったんだよ。なにも言わずに居なくなるんだから」
私は瞠目すると言った。
「リボーン、それマジでやったの?」
私の問にリボーンはボルサリーノを深く被りながら話す。