第10章 標的06「ビアンキと三浦ハル 来る!!」
「アイツが居るせいでリボーンは不自由な目にあってるんだよ!
リボーンは闇の世界に居る方が良いのよ!」
私は俯きながら言った。
「……ビアンキ、それ以上僕の恩師であるリボーンを侮辱する事は許さないよ」
私は殺気をビアンキに放つ。
「ッ!?」
ビアンキはバッと後ずさった。
私は言う。
「不自由な目に? 笑わすなよ。あの人は余裕綽々と9代目の任務をこなしてる。リボーンの愛人である
貴女にそれが分からないとはビアンキ……貴女の目は節穴なのか?」
ビアンキは瞠目した。
私は続ける。
「後、彼に手出ししようと思っているなら僕は例え貴女でも殺るよ?」
構える私にビアンキは降参ポーズを取りながら話す。
「分かったわ。貴女とは戦いたくないもの。隼人の初めてのお友達になってくれた子であり
あのリボーンの一番弟子である貴女には敵わないもの」
私は微笑み、構えを解くと言った。
「ハハハ…なら一緒に行こう。リボーンも居るからさ。あ、僕が女の子だって事は秘密だからね♪」
ビアンキは頷くと言う。
「分かったわ。なら送って行くから乗って」
私は自転車の荷台に乗るとビアンキは自転車を走らせる。
その頃、オレは家に帰って部屋へ向かう。
「リボーン! 聞きたいことがあるんだ!」
ガチャッと部屋を開けた。
「んっ?」
振り返るリボーンの顔にはカブトムシだらけだった。
「んぎゃあぁあぁ!?」
オレは絶叫した。
その拍子にカブトムシたちは外へと飛んで行く。
オレは言った。
「おまえ、樹液分泌してんのー!!?」
その言葉にリボーンは言う。