• テキストサイズ

その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第9章 標的05「ランボとファミリー入門試験 来る!!」


「えぇ!? ファミリー入門試験? リボーンの奴なに考えてんだよ!」

武は言った。

「斗真、その入門試験って?」

私は言った。

「えーっと…簡単に言えばリボーン達の攻撃を制限時間まで死ぬ気で避け続ける…だったかな?」

武は瞬きすると言う。

「小僧以外にも居るのか?」

「うん」

武の問に私は頷く。


その日の昼休み、私は楓と津知を呼び出した。

楓は言う。

「どうしたんですか? 彩さん」

「呼び出したのは俺と楓藍だけみたいだな」

津知の言葉に私は頷く。

「そう。今日の放課後、中庭にてボンゴレファミリー入門試験が開催される」

2人の表情がスッと引き締まる。

私は続けた。

「それで2人にはリボーンに力を貸してあげてほしいの」

2人は瞬きをした。

私は言った。

「楓君は特殊丸を使った攻撃をしてもらい、ツッチーは雷光虫たちを使った電撃をお願い」

「「ッ!?」」

2人は驚愕すると言う。

「何故、彩さんがそれを!?」

「もしかしてエスパーに目覚めたのか!?」

私は苦笑いすると話す。

「アハハ…2人共いくら私があの感覚を持ってるからってエスパーには目覚めないよ。…じゃぁ何故かと言われると

楓君からは微かな弾薬の臭い。そしてツッチーからは無数の小さな視線を感じるから」

2人は瞠目するとため息混じりに言った。

「ハァ…ちゃんと消したつもりだったんでけどね。放課後の件は了解です」

「俺の雷光虫たちは大人しいよ。俺が危なくなるか仲間である君らに何かあったら

連絡や攻撃したり守ったりしてくれる。新しい仲間を覚えさせるのに丁度いいから手伝うよ♪」
/ 402ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp