第2章 プロローグ2「やって来たあの世界、でも何で最初から難題!?」
綱吉の言葉に私は頷くと彼を見て言った。
[分かってるよ。この炎はいずれ彼らの中に馴染んで消える。
ちょっとでも良い夢を見れる様に私からのおまじないとお守りよ]
相棒が言ってるのよね。近い内にまたこの子達に出逢えるって…
私は内心で呟く。
綱吉は彼らを見ると確かに先程より寝顔が安らかなものになっていた。
私は自分用のベッドに横たわると言う。
[炎与える行為の疲れが半端ないなぁ……彼に会うまで……少しでも……体力を……付けな……きゃ…]
私はそう呟きながら眠りに就く。
綱吉は彼女の頭を優しく撫でると消える。
次に目が覚めた私はものすっごく豪華なベッドに寝かされていた。
起き上がって周りを見て呟く。
「……嘘…」
相棒が騒いでる。来てしまったと…此処は十中八九ボンゴレ本部だと。…先に会うのかぁ…お爺ちゃんに。まぁ…私の生い立ちからしたら当たり前か…