第2章 プロローグ2「やって来たあの世界、でも何で最初から難題!?」
私は内心でそう呟くとベッドの淵から立ち上がるのを試みたがやっぱり立てなく。
「む〜…」
(両足はちゃんと動くようになっているなら後は立てたら問題ないわね)
私は唸りながら何度も立ち上がりをやって15回目でやっと立てた。
「よし!」
私は小さなガッツポーズをした後、みんなの様子を見るべくベッドに近寄る。
(よく見ると私を入れた女の子2人と残りの男子達は同い年と年下の子が居るんだなぁ…)
『彼らは眠っているだけだから時期に目を覚ますよ』
そう言いながら側に綱吉がうっすらと姿を現す。
私は安心すると言う。
[それは分かってるけど…やっぱり心配な事には変わりはないのよね]
私はそれぞれの手を握りしめると目を閉じる。
ボゥッ…、彼らの中に私の炎が小さく灯る。
[…これでよし]
『…っ』
綱吉は目を見開きながら話す。
『……いったいそれを何処で知ったの? その行為は自身の炎を削るから無闇に行ってはいけないんだよ?』