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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第8章 標的04「極寺隼人と山本武 来る!!」


「「「「「「ッ!?」」」」」」

全員が驚愕すると同時にガクッと崩れ折れた。

「ッ!? みんな大丈夫!?」

私は驚愕し、駆け寄ると楓は言う。

「成る程、これが彩さんに会ったら…直ぐに受ける事になる試練…ですか」

「え?」

私は瞬きした。

清は言った。

「夢の中で…初代の雨の人が言ってたのでござる。君たちは重大な使命を持って

この世界に生まれた子だと…拙者達にどうか君の重荷を…供に背負ってやってほしいと」

雨月さんがそんな事を…

「嵐風君、陽雨君、雷舞ちゃん大丈夫?」

京子が心配していた。

楓は言う。

「大丈夫だよ。全員合格みたいだから」

みんなは既に立ち上がって居た。

楓は立ち上がるとアクセを見た。

「見た目はアクセサリーだね」

和は言う。

「見た目はだけどな! でもこれって力を解放したら外見が変わるんだろう?」

和のその言葉に私は言った。

「う〜ん多分、恐らくね…アハハ…」

和の問に私は苦笑いする。

楓は驚愕すると言う。

「っえ!? まさか彩さん、まだ力を使ってない?」

「う うん(汗)」

私が頷くと全員が唖然とした。

「「「「「「……エェーーッ!?」」」」」」

全員がその事実に驚く。

「? そんなに驚く事かな?」

「フフフ…」

私は首を傾げ、京子は何故か微笑んでいる。

それぞれの右手首に下がるアクセの宝石がキラリと煌めいていた。
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