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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第8章 標的04「極寺隼人と山本武 来る!!」


何でだろう…ものすごく懐かしい感じがする。相棒も彼らは私の味方だと言ってくれてる

嵐風は言った。

「急に呼び出してごめんね。タイミング的に今日が良いと思ったから」

「?」

私が訳が分からずに居ると嵐風は言った。

「まずは自己紹介から俺は嵐風楓藍」

「オレは陽雨清水」

「私は森雲雷舞です♪」

「俺は2-Bの雷太津知」

「同じく慎闇希里」

「僕は中等部3-2の晴蓮星和です!」

大きい声だなと思っていると陽雨と雷太、慎闇の3人が晴蓮の頭をパシンッと叩く。

私は唖然としながら言う。

「……え〜っと…嵐風君らと同じ1-Aの空乃斗真です」

「「「ッ!?」」」

嵐風、陽雨と森雲以外は驚いて居た。

何で驚くんだろう?

私が内心で疑問に思っていると慎闇は嵐風を見て言った。

「楓君…本当にこの子かい? 俺たちの探していた人って」

慎闇の問に嵐風は頷くと言う。

「えぇ…そうですよ。名前聞いてたでしょ? 希里君」

雷太は言った。

「仕方がないよ。俺達が気付いたのはつい最近何だし。それにしてもまさか男装だったなんてちょっと驚きだよ」

慎闇は言った。

「…これは幻術で姿を偽ってるから見破るのは術師でも困難だよ」

「「「「「「ッ!?」」」」」」

バッと全員が斗真を見た。

私は慎闇を見て言う。

「慎闇君…どうやって分かったの?」

私の問に慎闇は答える。

「っえ? 術師や慣れた人なら誰でも分かると思うけど?」

首を傾げる慎闇に私はため息を吐きながら言った。

「ハァ…まさかあの子以外にも見破った人が居たなんて…そんな柔な幻術じゃないはずなのになぁ~」
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